2017 2/9 - 2/10 九州 博多 太宰府天満宮 AJaPPaアートツーリズム 第1回

日本画家 神戸智行氏とめぐる立春の太宰府天満宮

協力:太宰府天満宮、衆我財団

Photos by ©Hidehiko Hirose, ©Mitsuko Yamanaka

 「学問・至誠・厄除けの神様」として、日本全国はもとより広く世のご崇敬を集め、年間に約800万人の参拝者が訪れている太宰府天満宮。“東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ”と道真が詠んだ梅の木が大宰府に飛んで来たという神木「飛梅」など、2月半ばには境内にある約200種、約6,000本の白梅・紅梅が咲き誇り、日本有数の梅の名所とも言われています。

 (一社)AJaPPaの記念すべきアート・ツーリズム第一弾では、太宰府天満宮の襖絵の制作を依頼され、3年前から太宰府に移り住み100年、1000年続く襖絵の制作準備を行う若手日本画家の神戸智行氏とともに新春の太宰府をめぐりました。

 今回は太宰府天満宮の全面協力を得て、権宮司西高辻信宏氏と神戸氏による、太宰府とアートの深い関わりとしての「太宰府天満宮アートプログラム」についてのスペシャルトークショー、普段非公開の「文書館」や「宝物殿」での特別展示の見学等を行いました。更に、衆我財団さまの尽力で太宰府天満宮の正式参拝の際に、観世流能楽師多久島利之さま、多久島法子さま父娘によるお能の仕舞いが奉納されました。(企画担当・文:古田菜穂子)

<神戸智行氏 プロフィール>  

 1975年岐阜県出身。多摩美術大学大学院日本画専攻卒業。文化庁在外研究員として一年間ボストンで研修。神戸の手法は古典技術や技法に則りながら自ら編み出した、下地に箔を貼りめぐらせた上に彩色、極薄の和紙、また彩色を施し、何層にもこれを繰り返すことで独特の空気感や遠近感が生まれ小さな個々が清新に映し出されます。この世界観は日本古来の精神性に基づき、万物に神が宿るという神道の概念にも通じている。岩絵の具の彩りで抽出された画面上でひたむきに繰り広げられる生命の営みは、私たちが生きる日常の営みそのものだと気づかされます。

<太宰府天満宮アートプログラム>

「文化の神様」でもある菅原道真公をご祭神としてお祀りする太宰府天満宮の、人々が行き交い集う場としての「開放性」と、1,100年以上昔から変わらない天神信仰の場としての「固有性」という2つの性質をキーワードテーマとして掲げ、平成18年(2006)より実施するアートプロジェクト。さまざまな分野において第一線で活躍中のアーティストを太宰府に招き、現地での取材や滞在を経て制作された作品の公開を全面的にサポートすると同時に、これらの作品を地域の財産として収蔵することも目的としている。現在まで9のプログラムを実施。

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